8/8 伊勢湾海洋実習を実施

環境情報学部の正課科目「海洋調査法/伊勢湾海洋実習」の海洋実習を2024年8月5日からの2泊3日で実施しました。この実習は2009年度から毎年行って来たもので、今回で14年目になります(コロナと台風で2回中止)。23名の学部生と教員2名(古山、千葉)が参加しました。
昨年度は台風の影響で中止になり、学生たちは悔しい思いをしましたが、今回はべた凪(なぎ)で、久し振りに伊勢湾外の太平洋に出て実習を実施出来ました。トビウオの飛翔やシュモクザメが遊泳する姿などを見ながら伊良湖水道を抜けると、海の透明度はグングン上がり、沖の測定点では透明度が30mを超えました。学生たちは清く澄んだ海水を見て、湾内との違いに驚いていました。
そのような海でも、ニューストンネットを曳くと、多数のマイクロプラスチックが回収され、海洋のプラスチック汚染の深刻さを改めて感じたようでした。
勢水丸の船員の皆様、三重大の関係者の皆様、今年度も大変お世話になりました。貴重な教育の機会をいただき、深く感謝しております。

伊勢湾海洋実習2024年

写真1 船首に出て、はしゃぐ学生たち

写真2 ブリッジ付近に上り、海を眺める学生たち

写真3 ブリッジ内で、航海士の方から野帳の記入法の指導を受ける女子学生

写真4 ベントスネット(底引き網)を引き上げる前に、古山准教授から指導を受ける学生たち

写真5 沖合の透明度は抜群で、海中に沈めた調査機器が良く見えていた

写真6 透明度を計測している学生たち。透明度が高く、いつまでも白板が見えていた。

写真7 ニューストンネットを用いて、湾内外の海面付近のマイクロプラスチックを採取した。

写真8 夜釣りは不振に終わった。ほとんどあたりも無く、釣りを楽しみにしていた学生たちは残念がっていた。

写真9 沖合で学生が撮影したイルカ。種名は不明。