12/27 久留倍官衙遺跡公園を訪問
大学の近くにある国指定史跡「久留倍官衙遺跡公園(くるべかんがいせきこうえん)」を訪問
四日市大学ESL (English Support Lounge)では、日本の歴史や地理について英語で読む活動を行っており、環境情報学部・総合政策学部の両方から学生が参加しています。この活動に関連して、2023年12月27日、3名の参加学生が大学から車で5分の場所にある国指定遺跡「久留倍官衙遺跡公園」(四日市市大矢知町)を訪問しました(2023年12月27日)。ここには飛鳥時代から平安時代前期にかけて「官衙(かんが・古代の役所のこと)」があったことが発掘調査によってわかっています。
参加者はまず、施設内にある「くるべ古代歴史館」でボランティアの方から官衙について説明を受けました。ESLで読んだ資料に古代の役所のことも書かれてあり、学びが深まりました。また、この遺跡は、日本書紀などに記述のある天皇の行事に深い関係がある可能性があることを教えていただきました。
次に「くるべ古代歴史公園」に移動し、万葉の時代の人々が見たであろう景色を想像しつつ、丘の上から海の方向を眺めました。
歴史公園には当時の建物が当時の工法で復元され、実際に柱を触ったり堀のあった場所を歩きました。係の方から、全国に60か所ある同種の遺跡の中でも、棄損の少ない状態で残っているものは珍しいこと、建物が東向きに建てられていることが非常に特徴的であることなどを伺いました。
その後、古代歴史館に戻り、古代人の衣装を着る体験をしました。華やかな衣装に身を包んで写真を撮り、非日常の感覚を味わいました。
また、「木簡」という、荷札として荷物につけたと言われる木片に字を書く体験もしました。年末だったので、実際に郵送することができる年賀状を書きました。見本を参考にして筆ペンなどでハガキ大の木片に文字を書いてみました。
大学のすぐ近くにこのような貴重な遺跡があることを初めて知り、係の方にも親切にしていただいて学生たちは楽しい時間を過ごしたようです。英語の学習から思いがけず、このようなフィールドワークにつながり、良い経験となりました。
最後に参加学生全員で記念撮影をして、約2時間の見学を終了しました。