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11/19 隼人池(名古屋市昭和区)の池干しに参加しました

2023年11月19日、なごや生物多様性保全活動協議会主催の隼人池(名古屋市昭和区)池干しに野呂ゼミの研究室の学生が参加しました。隼人池では2009年にも池干しが行われており、14年ぶりの池干しになります。

池干しには地域の子どもたちも参加して水が抜かれた池の中に入り、皆、泥だらけになりながら、魚などの生きものを捕まえて保護します。

捕まえた魚はあらかじめ準備された生けすで在来種と外来種に分けていきます。水生昆虫などの在来種を捕食する外来種のブルーギルやアメリカザリガニは池から取り除かれます。

隼人池は都市域の池ですが、山崎川を介して海と繋がっており、時にはニホンウナギ(名古屋市レッドリスト:絶滅危惧ⅠB類)などもあがってきます。

今回、保護した在来種のモツゴや二ホンウナギは、再び池の水がいっぱいになった後、池に戻されます。

池干しを行うと、ブルーギルやアメリカザリガニが取り除かれるため、一時的にモツゴなどの在来種が増加します。しかし、どうしても外来種の取りこぼしがあるため、何年かすると外来種が優占するため池に戻ってしまうことがあります。そのため、池干し後も継続的なモニタリングが必要です。今後、私たちも調査に協力していく予定です。

(環境科学専攻 野呂達哉)

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