9/27 山林に入って、感覚を開く
メディア情報専攻 デジタルコンテンツ研究室 の秋の演習は、散歩から始まります。
私たちの使う最も古いメディアは、自分自身の身体と感覚です。
便利な生活のなかで忘れてしまっている〈感じ〉にあらためて気づくことができるでしょうか。
大学から20分ほど歩いて坂ノ上稲荷神社にやってきました。
車道から参道に入ると山の中、行き交う車のエンジン音が静まり、虫や鳥の声が聴こえてきます。
境内の森。風に揺れる木漏れ日。心地よい風。
腰をおろして、体の力を抜いて、しばらくぼーっと過ごしました。
周りから、遠くから、たくさんの音が聴こえるのに、なぜか静かです。
帰り道。ちょうど時季のヒガンバナがあぜ道に並んで咲いていました。
(メディア情報専攻 前川督雄・栁澤翔士)