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7/28 MIDIキーボードの修理

授業で使用していて故障してしまったMIDIキーボードを分解して修理をしました。

電子機器基盤の精密化が行われる昨今、自分で修理できるものは少なくなりつつありますが、自ら分解し、内部を観察するというのは、ただ使っているだけでは分からない機器の構造を理解する事につながり、自分の知見を増やす事に役立ちます。構造を理解したうえで、機器を使用すれば、故障リスクの低減にも役立つでしょう。

このMIDIキーボードで使用される、USB Bポートは構造的にハンダ割れが起きやすいので、恐らくUSBポートのトラブルであろうと予測し、基盤を取り出して観察していきました。すると、USBポートの「ハンダ」に割れ(クラック)を発見したので、もう一度ハンダを盛りなおして修理をしていきます。

この様な部分にハンダを盛っていきます。

ハンダを盛った後は、無水エタノールをしみ込ませた綿棒で、周辺を清掃していきます。

最後は組み付けて、動作が確認できたので作業終了です。

壊れたものを捨てるのは、簡単な事ですが、勿論コスト面でも大変な時がありますし、ゴミという面でも、厄介になりかねません。自分で修理を試みるというのは、コスト削減や、自分の知見を増やすと同時に、大きな視点で見れば、ゴミを減らすという意味で自然環境保全への貢献に繋がる事と言えるかもしれませんね。

(メディア情報専攻 栁澤翔士)

 

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